こんにちは、DPnetです(^ _ ^)
本日は、「裏移り」についてお話しいたします。
複写伝票や裏面印刷をご検討のお客様から、
「文字がたくさんあるので、裏移りするか心配なんですけど。。。」
といったご質問をいただくことがあります。
そもそも裏移りとは、どういう意味なのでしょうか。
〜 裏移り(裏写り)【うらうつり】とは? 〜
【その1】
紙の端ぎりぎりまで、文字・ベタ・ロゴなどがあるデザインの印刷物を積みかさねていった時の重さにより、
印刷されている面が、反対側の面に移って汚れる現象のこと。
【その2】
刷りあがった印刷物を、希望サイズに断裁する時の圧力や、希望枚数を整える時に起こる紙のこすれなどで、
印刷されている面が、反対側の面に移って汚れる現象のこと。
【その3】
表面に印刷した内容が、裏面に透けて見えること。
裏移りは、状況によって複数の意味があるのね。
〜 なぜ裏移りが起こってしまうのか? 〜
【原因:その1】紙の厚み
紙の厚みがうすすぎる場合、印刷内容が裏面に透けて見えてしまうことがあります。
当社のノーカーボン紙の一番うすい紙厚は、N40(例:トレーシングペーパーほどの厚み)となります。
N40のメリットは、3枚複写や4枚複写などの、複写枚数が多い場合、
うすい紙厚をご使用いただくと、筆記の圧力をある程度軽減することができます。
N50は、N40より少し厚みがあります。
裏移りが心配な場合は、ワンランク上の紙の厚さをおすすめいたします。
また、N60はコピー用紙程度の厚みがあります。当社DPnetでは、紙の厚みのサンプルがございますので、
両面印刷がある場合、又はどの紙の厚みにしたらいいかわからない場合は、サイトの無料サンプルボタンから、
サンプルを取り寄せていただき、ご注文前に、紙の厚みを確認していただくことをおすすめいたします。
【原因:その2】デザインの内容
全体にびっしりと文字がつまっている、
紙の端ギリギリの箇所に、濃い色のデザインがある、
ベタ塗りの範囲が多いデザイン、、、などの場合、通常よりもインキの量が多く、
また紙の端に印刷すると、紙のきわから裏面に移りやすくなってしまいます。
【原因:その3】温度や湿度
気象による温度や湿度などにより、いつも以上に乾く時間がかかってしまうことがあります。
乾燥に必要な日数をとる、印刷工場内の温度湿度管理、
高く積み上げないなどの対策をしておりますが、
お客様のデザインにより、裏移りがどうしても防ぎき
れない場合がございます。
〈 完全に裏移りを防ぐことはできませんが、ある程度の対策方法はあります。〉
【対策:その1】
裏移りしにくいデザインを心がける。
(紙の端ギリギリの箇所までのデザインをさける、全体に濃い色を使うことをさける、
濃い色でのベタの割合を少なくする、、、など。)
【対策:その2】
裏移りしない為に、うすい紙ではなく厚みのあるものを選ぶ。
【対策:その3】
裏面の印刷を希望の場合は、裏面の刷り色を薄くすることで、ある程度は軽減できます。
(例:墨100%ではなく、墨80%や90%などにする。)
最後まで、お読みいただきありがとうございます。(^ _ ^)
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